【第3回 歩きのお話:背骨のS字を作った足の指】

 

                人体工学上の言語で足趾(足指)動物という言葉があります。

                実は人間だけが足の指を使って歩くのですが敢えてその事を言っています。

                人類は直立二足歩行することで大脳が発達し器用な手腕を発達させ他の動物に対して数多くの優位性を確保しました。

                この歩行のため人類は、四足動物より5倍も強い背骨を確保し丈夫な長い脚(胴体に比して)と独特な形状の足を獲得

                したのです。

                丈夫な背骨はS字に湾曲し、バネの役割を果たし頭、腕、上体の重量を分散させ腰、膝に足底にかかる負担を10分の1に

    軽減させました。このため二足直立の歩行、運動が可能になったのです。

                足は身体を支え、運動も足の動作と連動して働いています。

       土踏まずは縦、横にアーチとなっています。

                 50年前の人たちは約30度のアーチ、現代人は約25度であり、どうやら足の機能が衰えているようですが、このアーチが

                身体クッション、支持、移動、運動を容易になさしめているのです。

        この重要なアーチと足の機能を作り上げるのが実は足の指なのです。

       人間は足の指を使うことによって、足のアーチを作り上げ足の筋肉の使いようを万全にしたのです。

       直立二足歩行する人類が、足指歩行することによって足の形態、機能が形成され、S字に湾曲する姿形姿勢を決定させた

                ことは紛れもない事実なのです。

       皆さん、❝ペタペタ歩き❞など足の指を使わない歩き方はとても不自然で筋肉の働きは低下し、姿勢は悪化します。

       そして様々なこり、痛み、血行不良、整形的な疾患、疲労、倦怠、更には内科的な病変=高血圧、頭痛、月経不順、痔等

       多くに関係が深いことが分かっています。

                足の指を使えるようにする最も簡便な方法は「大股で歩く」ことです。

                顎引き目線を地面と平行に保ちつつ、胸を前方に突き出すようにして普段より歩幅を15㎝大きくして歩いてください。

       2週間もすれば姿勢が良くなったと言われるはずです!!